整体の歴史と発展
歴史
私たちが日常的に使う「整体」という言葉。
実はその歴史は古く、日本人の体の文化に深く根づいています。
◆整体の起源
整体という考え方は、東洋医学(中国の推〇・日本の活法・柔術の整復術)にルーツがあります。
江戸時代には「整体術」「導引術」と呼ばれ、武道家や治療家が体を整えるために使っていました。
その後、明治~大正時代に入り、西洋医学と融合しながら独自に発展していきます。
◆戦後の発展と資格制度
戦後、日本では柔道整復師という国家資格が整骨・接骨の分野に制定されました。
一方で整体は民間療法として多様化し、「身体均整方」「野口整体」「カイロプラクティック」など、さまざまな手技・理論が生まれました。
共通しているのは、どの流派も「体は本来、正しい位置に戻る力を持っている」という考え方です。
◆現代の整体
現代では、姿勢矯正・筋膜リリース・神経調整など、
科学的根拠を取り入れた整体が増えています。
AI姿勢解析やエコー検査を活用する院も登場し、「整体=感覚」から「整体=科学的ケア」へと進化しています。
◆整体の本質
整体の本質は「人間の自然回復力を引き出す」こと。
医療でも薬でもなく、❝手で体を読み、整える❞という日本人ならではの伝統技術です。
特に日本の整体は「優しく・深く・正確に」整える点で、海外からも注目を集めています。
◆まとめ
整体の歴史は、人が「人を癒す力」を信じて続いてきた文化そのものです。
機械や薬では補えない❝人の手の力❞が、今も求められています。
その継承と進化の両方を大切にしているのが、なごみ整骨院の理念でもあります。

