椎間板ヘルニアのケア方法2
「痛いから動けない」と体を固めてしまうと、
血流が滞り、神経への圧迫が強くなります。
ヘルニアのセルフケアでは❝動かしながら整える❞ことが大切です。
1.正しい休息姿勢
痛みが強い時期は「横向きで寝る」「膝の間にクッションを挟む」と腰への負担を減らせます。
仰向けで膝を立てる姿勢もおすすめ。腰の緊張を和らげ、神経への圧迫を軽くします。
2.体を温める
温めることで血流が良くなり、神経への栄養が届きやすくなります。
ホットパックや入浴で腰・お尻・太ももをじんわり温めましょう。
ただし急性期(痛みが出た直後)は炎症が強いので冷却が必要な場合もあります。
3.軽いストレッチを取り入れる
・うつ伏せで肘をついて上体を反らす(マッケンジー体操)
・仰向けで片膝を胸に引き寄せる(腰部の伸展)
・壁に背中をつけて深呼吸しながら姿勢をリセット
これらの動きで、腰椎のカーブを整え、神経の圧迫を軽減します。
4.姿勢リセット習慣
デスクワーク中は1時間に1度、椅子から立ち上がり軽く体を動かすこと。
背骨が長時間同じ姿勢で固定されると、椎間板にストレスが集中します。
「動く=メンテナンス」と意識するだけで、回復が早まります。
5.心のケアも大切
ヘルニアの痛みは長期化しやすく、不安やストレスが筋肉の緊張を高めることがあります。
❝焦らず・比べす・少しずつ❞という気持ちで取り組みましょう。
まとめ
自宅でできることを続けることで、神経の回復力はぐんと上がります。
痛みが軽減したら、「再発させない体づくり」へステップアップしましょう。

