脊柱菅狭窄症の注意点1

2025.12.19 2025.12.21

★セルフケアと正しい体の使い方
脊柱菅狭窄症のセルフケアの目的は、「神経の通り道を広げ、腰への負担を減らす」ことです。
痛みを恐れ過ぎて長い間動かさないでいると、筋力が落ちてさらに悪化してしまいます。
ここでは安全で効果的なセルフケアを紹介します。


1.前かがみ姿勢で神経圧迫を軽減
立ち姿勢で痛みが強いときは、腰を軽く丸める姿勢をしましょう。ちょっとお辞儀で。
台の上に手をおいて体重を支える「前かがみポーズ」は、神経への圧迫を和らげます。

2.座位での膝抱えストレッチ
椅子に座り、背中を丸めながら両膝を抱えるようにします。
腰の後ろ側が伸びる感覚を味わいながら、10から20秒キープ。
この動作を1日数回で血流が開演し神経圧迫が少し和らぎます。

3.太もも・お尻の筋肉を緩める
お尻奥にある「梨状筋」は、坐骨神経痛と同様に圧迫の原因となります。
仰向けに寝て片膝を反対の膝にのせ軽く体を倒すストレッチでお尻の筋肉を緩めるとともに神経の通りが良くなる。

4.日常生活で意識したいこと
・長時間立ち放し・座り放しを避ける。
・少し歩いて休むを繰り返す
・重い荷物を持つ時には膝を曲げて腰を守れ
これらを意識するだけで、悪化のスピードを遅らせることができます。

まとめ
脊柱菅狭窄症のケアは「無理なく・こまめに」が基本です。
動かすことを恐れず、正しい体の使い方を学ぶことで、手術に頼らず改善するケースもたくさんあります。
あなたの体は、きちんとケアすればまだまだ回復できます。